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教員・研究室一覧

応用物理化学研究室

 

身近な物質を素材に環境・エネルギー材料を設計する

【担当教職員】 【担当授業科目】
教      授 村上 賢治 物理化学Ⅰ・Ⅱ,化学熱力学Ⅰ・Ⅱ,基礎化学Ⅲ(学部)
界面化学特論Ⅰ・Ⅱ(大学院博士前期課程)
炭素資源変換工学Ⅰ・Ⅱ(大学院博士後期課程)

講      師

井上 幸彦

有機化学Ⅰ,有機合成化学,実践有機化学(学部)
高分子機能学(大学院博士前期課程)

助     教 中村 彩乃  
【研究内容】
1 無機材料の表面を修飾することで,その材料に新しい機能を持たせることが可能となります。当研究室では,吸着剤の一種であるメソポーラスシリカの表面に感温性高分子を被覆することで,温度に応答して分子の吸脱着挙動が変化する吸着剤の合成を行っています。
2 窓を通過する太陽からの放射熱を制御することは室内を適温に保つために重要です。特に,夏場における室温上昇を抑制することは冷房の節約,すなわち,省エネルギーに繋がります。当研究室では,気温が高い場合に,近赤外光を遮断して室温上昇を抑制できる材料の開発を行っています。
3 将来にわたって安定的にかつ環境に負荷を与えないようにエネルギーを供給するためには,カーボンニュートラルのバイオマスを上手に使っていくことが必要となります。当研究室では,バイオマスを効率的に気体や液体燃料に変換できる安価な触媒の開発を行っています。

4 土木工事現場では,掘削用潤滑剤として安価なベントナイト懸濁液が大量に使用されています。しかし,掘削後に排出される濁水はそのまま自然界に放出することはできないため,通常は時間をかけてベントナイトを水から沈殿分離しています。これは,ベントナイトが水中では凝集しにくいことが原因です。この問題を解決するために,当研究室では,感温性高分子を用いた新しい凝集剤の開発を行っています。

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